【 おすすめの本 】 「 おカネで世界を変える30の方法 」 田中 優 著
いずれ今以上に少子高齢化が進んだ時、
年金制度の破綻と同時に
日本の医療保険にも相当大きな影響が出てくるでしょう。
病人が増えるほど病院が儲かるという、本質から外れた営利目的と、
本質を追求しないといけない医療は、
そもそも相容れないものです。
予防医療を棚に上げて病人をつくり出し、検査と投薬を繰り返したら、
医療保険も経済的に破綻してしまうのは明白です。
田中 優さんの提言は「 みんなでお医者さんを雇ってみよう 」
まず人びとからお金を集めて、
毎月の給与を医師に払って自分たちで雇います。
保険料の負担と同じですが、そこから先が違います。
もしある家庭に病人が出たら、
その家庭は毎月の保険料が免除されます。
それだけでなく、
医師はその病人を治療しなければなりません。
つまり医師が毎月の収入を維持しようと思うなら、
病人を出さないように努力しなければならないのです。
その結果、医師は各家庭を定期巡回し、
予防的に生活指導することになるという考えです。
喫煙人口を減らそうと思えば、1箱千円にすれば効果は大きいでしょう。
廃棄家電を減らそうと思えば、持参すればお金が貰える仕組みにすれば簡単です。
目的が明確なら知恵は出てきます。
世界全体が大きな転換期を迎えている今、
社会全体の仕組みを真剣に考えてみる契機になりそうな、お薦めの本です。