『 お前たちの人生が多難であることを祈る 』
作家の檀一雄は子どもたちへ
「 お前たちの人生が多難であることを祈る 」 と書いたそうです。
若いうちは、
目の前のものが世界のすべてであるように、受け取ることがあります。
だから何かの失敗がすぐ、自己否定につながってしまいます。
逆に幸運に出会って、有頂天になることもあるわけです。
良くも悪くも、
目の前のことが世界のすべてではないことに気づくためには、
数多くのチャレンジを通して、うまくいったこと、いかなかったこと、
何故そうなったのか、どういう思いでいるのか、どうしたいのか、
そして次にどういう行動を起こせばいいのか、
立ち止まって考えることで、自分との距離が保てるものです。
人間ほんとうに困らないと、真剣に考えることをしないものです。
わが子に多難を祈るという言葉に、
絶対の愛、とも呼ぶべきものを感じます。
桜が咲き、そして散る、門出の4月、
やりたいことは絶対できると信じてやる、
誰が何と言おうと本気のひたむきさがあれば、
背中を押してくれる人が現れます。
成人式の頃、父親から言われた
「 若いうちの苦労は買ってでも・・・・ 」 その真意が解ります。