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大家さんのひとりごと



ヒントになれば
2008年3月21日

『 幸せのようなもの 』



昨年末を締めくくる漢字は「偽」でした。


「社長らのばれぬと思う脳不思議」、「言われなきゃ今も旨いと食っている」

「こんなにもやってバレずに来た不思議」、「謝ればいいんでしょうと子ども言い」

今年に入って2ヶ月余りが過ぎても、「偽」はまだまだ続いているようです。


私の叔母(母親の妹)が昨年末の12月31日に急逝しました。


子どもがいなかったこともあるのか、大人になってからも事ある毎に

「昭三くんは本当にやさしい子やね」と褒めることのとても上手な人でした。

決して誰に対してもやさしい訳ではなく、

何となく叔母の前ではやさしい自分になれて、

大切な人だったのでいろんな事を思い出します。


たしか私が10代の終わり頃、現金書留でお年玉だったか何かお小遣いだったか、

その中に「幸せのようなもの」と「本当の幸せ」の違いが判るように、

というような内容の手紙をもらったことがあります。

当時の叔母と同じような年齢になった今、

世の中や社会の仕組みそのものが 、

「幸せのようなもの」いわゆる「偽もの」なのかもしれないと思い始めています。


スイッチポンで何でも出来て、手間のかかることを避ける。

ゆっくり何かを待つ、そんな時間を無駄に感じ、

便利で快適でスピーディ、常に誰かと比較することでしか幸せを計れない、

そんな「幸せのようなもの」を求め続けているように感じます。

大晦日から元日にかけて、一生忘れることのない日に、

人間の命のはかなさを身をもって教えてくれた叔母に、

心から「ありがとう」と感謝しています。


「感謝するから幸せになれるんよ。
        けっして幸せのようなものに惑わされたらあかんよ!」

聞こえてきそうです。


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